来院のきっかけ
急に起立しなくなり、右後肢を引きずる歩行を示した。ステロイドにより一時的に回復するが、両後肢麻痺が認められた。
犬の椎間板ヘルニアは、特にダックスフンドに多い神経疾患です。椎間板物質が変性し背側に飛び出すことにより脊髄を圧迫します。圧迫により痛み・麻痺・歩行障害を起こします。
急に起立しなくなり、右後肢を引きずる歩行を示した。ステロイドにより一時的に回復するが、両後肢麻痺が認められた。
CT、MRI検査より、T12-13(胸椎)右から脊髄圧迫病変が認められた。
T12-13の椎間板ヘルニアと診断し、手術用顕微鏡を用いて椎間板物質を切除した。当院では最小侵襲外科に挑戦しており、今回もミニヘミラミネクトミー(ミニ片側椎弓切除術)を行った。