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診療案内 SERVICE

高度医療CTについて

画像診断機器にはレントゲン、超音波、CT、MRIなど様々な種類があります。レントゲンや超音波は多くの動物病院に備えられている機械ですが、CTやMRIを所有している施設は限られます。ここでは当院が所有しているCTについてご説明します。
CTはレントゲンを応用した機械で、短時間で多方向から無数のX線を照射することで体内を三次元的に詳しく解析することのできる装置です。そのため、二次元の画像から判断するレントゲンや超音波に比べると、CTから得られる情報量は飛躍的に多くなります。しかし、ミリ単位での異常を検出するため、基本的に全身麻酔下で体を固定して検査を行う必要があります。
CT検査が勧められるケースとしては、腫瘍の精密検査(周囲の臓器との位置関係、転移の有無、良悪の判断)、複雑骨折、先天性疾患などです。
また、歯石除去などの麻酔を伴う処置の際に、人間ドックのように健康診断の一環としてCT検査を行うこともできます。
なお、脳や脊髄などの神経の診断に関してはMRIが適応になることが多いため、必要に応じてMRI検査を請け負っている施設をご紹介します。

CT画像でわかった症例

症例1

ポメラニアン 11才 主訴:元気食欲がない
レントゲン検査をすると胸水が貯留していました。胸水を抜いて再び検査をすると、肺に異常のあることが分かりました。
翌日CT撮影を行い、肺の捻転(肺葉捻転)が疑われたため手術を実施しました。

症例1
症例2
症例2

雑種ネコ 推定○才  主訴:交通事故
レントゲン検査をすると骨盤が粉砕骨折していました。
手術計画を立てるためにCT撮影をした後に手術に臨みました。

症例3

症例3

コーギー 10才  歯石除去時の健康診断(症状なし)
偶発的に小腸に14mmの腫瘍が見つかりました。細胞診から悪性腫瘍が疑われたため手術で摘出しました。

症例4