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専門外来 SPECIALITY

眼科 OPHTHALMOLOGY

藤田 英峰(フジタ ヒデタカ)
経歴 アリガ動物病院勤務
北里大学付属動物病院
トライアングル動物眼科診療室
ウッディ動物病院 院長
所属 日本獣医眼科学会
日本獣医循環器学会
ウッディ動物病院 院長
TRVA 心臓病センター
眼科専門外来診療日

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担当医コメント

一般の眼科診療はもとより、専門性の高い病気のご相談や各種の眼科手術にも対応し、地域の皆様によりよい医療サービスを提供するため努力しております。病気の内容については十分説明することを心がけ、白内障手術、硝子体手術などの高度な外科治療に関しては適切な医療機関をご紹介致します。
目に関係することなら、どんなことでもお気軽にご相談ください。

病気について

緑内障

眼球内には眼房水という水が入っており、この水により眼の圧力(眼圧)が保たれています。緑内障とはなんらかの原因で眼房水が排出されず眼圧が上昇し、視覚機能が障害をうける疾患です。眼圧上昇により激しい痛みがおこります。症状は眼のしょぼつき、白目の充血、黒目の白濁(角膜浮腫)、瞳の拡大(散瞳)がおこります。
発症後、数時間〜数日で視覚が失われてしまうため、視覚を維持するには早期の診断と治療が必要です。慢性化すると眼球自体が拡大し角膜潰瘍などの角膜障害を起こすことも多いです。

緑内障
角膜潰瘍

角膜についた傷が角膜上皮から実質にまで進行し、実質の一部が欠損した状態です。激しい痛みや充血を伴います。細菌感染が起こると潰瘍がさらに悪化し、角膜穿孔をおこし失明してしまう危険もあります。抗生物質の点眼などの内科的な治療で良くなる場合も多いですが、重度な角膜潰瘍では外科的な手術が必要になります。

角膜潰瘍
白内障

白内障は目の中の水晶体がなんらかの原因で白濁し、進行すれば視覚障害を引き起こす病気です。先天性白内障と後天性白内障に分類されます。また原因別に老齢性、外傷性、代謝性、中毒性、遺伝性白内障に分類されます。
臨床的には進行の程度により初発白内障、未熟白内障、成熟白内障、過熟白内障に分類されます。治療法には内科治療と外科治療がありますが、内科治療は確実なものではなく、外科治療が第一選択となります。外科治療は人と同じように超音波水晶体乳化吸引術をおこなった後、眼内レンズを装着します。

白内障
網膜剥離

網膜剥離とは、眼球の内側のにある網膜という膜が剥がれた状態をいいます。網膜剥離が起きると網膜への栄養供給が絶たれてしまうため視細胞が障害をうけ、長時間その状態がつづくと視覚を失ってしまいます。
猫では高血圧に伴い網膜剥離を起こすことが多々ありますので、高血圧になる疾患(腎疾患、心疾患、甲状腺疾患、糖尿病など)をもっている場合は定期的な血圧測定をされることをおすすめいたします。
犬の場合は白内障や硝子体疾患に伴い発症することが多いため、定期的な眼の検査がすすめられます。

脈絡膜形成不全